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平成19年10月20日開催
厚岸医療健康講演会
30歳代 男性 腰痛持ち(手術経験なし)
厚岸の街で3回目となる健康講演会の開催を誠に有り難うございます。
休日のところをわざわざ釧路から磯部先生、井須先生にこちらまでお越しいただきまして、身近な町立病院の佐々木先生の司会のもと、とても良い勉強をさせていただくことができました。ホームページでも全国の皆さんに情報を発信されておられますことを知り、返信をさせていただきました。
個人的に腰痛を抱えておりますゆえに、昨年も先生の講演会には足を運んだ者です。脳神経外科ご専門の磯部先生と井須先生から、頭の病気と手足・腰の病気についてのお話を伺いました。ご専門ゆえに先生方は大変難しいことをなさっておられます。私は、その医師の先生方の技術にただただ驚嘆するばかりです。できることならば、健康で、病院にかからなくてもよい生活が続けばとても有難いことと思っています。
でもしかし、定期的に病院にかかる必要性がなくても、磯部先生や井須先生のような先生がおられるならば、不安な気持ちを相談させていただけるように思えてきました。それは、病気の難しいお話を私たちに分かりやすいようにとても優しい言葉でお話なさられたからだけではなく、先生のお人柄というものが伝わってきたからです。
今はこういう時代ですからどこの先生も丁寧に優しく接してくださいます。昨年に初めてお話を伺った時にも感じましたが、磯部先生も井須先生も、本当に患者の利益になることを一番に考えながらお仕事をなさっておられるという決意のようなものを強く肌で感じたのです。何故でしょうか。それは私にも分かりません。ただ、口先だけではない、何かを感じたのは事実です。
いつまでも近くにこのような先生がいてくだされば何かがあった場合には安心です。しかし、井須先生のお話の中で感じましたのは、良い先生を待つというよりは、むしろ、患者から探すくらいの心構えがある意味必要なのかもしれない、ということです。
良い先生。この解釈が難しいです。
先生がこれまで患者と向き合って来られた長い経験と、先生の持つ専門性というもののお話をうかがいまして、じっくり自分で考えてみました結果、分かったことがあります。例えば同じ病気でも、風邪を引いて風邪薬をいただきにお医者様にかかる場合と、合併症を伴う危険性のある手術を行なうような場合には、分けて考えなければならないということです。私なりの極端な解釈ですが、風邪のような場合には「お任せ医療」でも大きな問題はなさそうですが、手術をしていただくような場合には万が一というリスクを自分が受け入れる覚悟を持ってからでないとお願いしますとは言うべきではないと感じたのです。
問題は、お医者様とお話をさせていただいて、もし「大丈夫ですから」と言われたりすると患者としてはそれをすぐ信用してしまう人間的心理がありますし、また、どちらの先生も専門性を持ったお医者様に違いないと思い込んでいる人が多いと思われることです。私自身そうであったように思います。
セカンドオピニオンというお話を初めて知りました。お医者様が患者を選別されることがあるのかどうか分かりませんが、患者がお医者様を選別というか、本当に今の自分または家族をこの先生にお願いして良いのかどうかを判断するというひとつの良い方法を教えていただけました。
良い先生･･･。それは、自分にとっての良い先生を見つけ出し、またその努力を患者が自ら行なうこと。そして最終的には良い悪い両方のリスクを負う覚悟を持つこと。
先生が仰られました医師と患者の間の「信頼関係」というお話ですが、お医者様が患者に与えてくれるのではなく、患者がどういう考え方を持つかに大きく左右されるということがよく分かりました。
日頃、他にも悩んでいる方が私の周りにはいます。そういう人にはお聞きしたお話を教えてあげようと思いますが、できましたら先生ももっと広くお伝えしていただけたらと思います。
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