脊椎脊髄疾患　kanjya3

体験談3　悩んだ体験談(脊髄腫瘍)、女性、６７歳
	１　年齢　　６７歳、　女性２　疾患　　胸髄腫瘍（髄膜腫）３　手術日　平成１８年１月４　主婦７．体験談　　私は病気などしたことなく、元気だけがとりえだったのですが今回は足の裏の感覚が何か物がくっついているようで普通じゃないと思い、ある総合病院の整形外科を受診しました。その結果、腰からきているが脳神経外科で診てもらうようにと言われ紹介状を出してくれました。でも、私は腰なら釧路労災病院脳神経外科で診てもらうと決めていましたから紹介してくれたのはキャンセルしました。腰は痛くないのにと思い、足の調子が悪いだけだから暫く我慢していました。そのうち、歩行も大変になってきて、釧路労災病院に行き脳神経外科の井須先生を指名して診てもらいました。どうして釧路労災病院の脳神経外科にこだわったかと言いますと、実は私の娘がある総合病院でヘルニアの手術後５日目で命を落としてしまいました。満３２歳でした。ヘルニアで命を落とすなんて夢にも思っていませんでしたし、聞いたこともなかったのですが事実です。娘は親に心配かけたくないと教えないでいて結婚したばかりだった旦那さんと相談し入院しました。入院してからわかったそうで私に＜脳神経外科の井須先生ってすごくいい先生がいるんだって。その先生に診てもらいたいけど今更移る訳にもいかないから、ここの先生もいい先生そうだからここで手術してもらうわ＞と言ったのです。その娘の言葉が私の脳裏に焼きついていました。＜お母さん、もし腰が痛いときは井須先生に診てもらってね＞と遺言として残して行ったように思っています。まさか本当に私まで娘と同じ腰で病院にかかるとは運命だったんでしょうか。　　私の病気は胸椎部の腫瘍で背骨の中に大きな腫瘍があって神経を圧迫していたんだそうです。先生は一度に全部取れないかも知れないし、今より歩けなるかも知れないけど手術より仕方がないので最善をつくしてやりますと言ってくださいました。娘と２人分の信頼を託し大手術をお願いしました。娘が診てほしかった先生に診てもらい絶対に治してもらえると信頼していました。入院してからいろんな検査もあり、手術も予約でいっぱいだったそうで私も手術まで日数がありました。そのうちに、だんだん歩けなくなり足が布団の厚みよりも上らない程になりました。手術は９時間余りかかったそうですが、結果は腫瘍も悪性ではなかったそうですし、ほとんど取ってくれて再発の心配もないけど定期的に検査するようにとのことです。手術して４日目位には足が高く９０度も上がり自分でもびっくりしました。私が助けてもらえれば欲が出て娘を失った悲しみがこみあげてきますが、娘も喜んでいると思います。　　井須先生にお礼を言ったとき＜僕、一人では何もできないんだよ。大切なのはチームワークなんだ。先生方みんなのおかげなんだ＞と言っておられました。先生方は朝か夕に必ず４－５名で回診に来てくれましてみんなにやさしく声をかけてくれます。私の場合は特に東北の同郷の先生の懐かしい東北弁が時々出てとっても親しみを感じ治療の励みになりました。看護師さんも皆さんやさしく親切に患者さんに接して下さいまして安心して治療に専念できました。リハビリの先生も早く回復させてやりたいと一生懸命指導してくださいました。正直な気持ち、歩くのを練習するなんて情けなくもなり、これが病気なんだとつくずく感じました。食事も毎食残さず食べました。体力をつけたい、早く元気になりたいと思い、毎食美味しく作って下さる調理の方々にも感謝していました。特に、お汁が美味しかったことは部屋中の評判でした。　　先生方を始め看護師さん他、多くの方々のお陰で助けて頂き新しい命を授けていただきました。入院してから４６日で退院し、現在は足のしびれはありますが歩くのは上手になりました。これから先、助けていただいた命を大切に精一杯生きて行きたいと思います。釧路労災病院脳神経外科の皆様に心より感謝申し上げます。有り難うございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲この画面の上へ

体験談2　脊髄髄内上衣腫、６３歳、男性
	１　名前　Ｍ．Ｍ．２　年齢　６３歳３　性別　男性４　職業　牧師５　病名　脊髄髄内上衣腫６　手術日　平成１５年１２月２日７　住所　東京都昭島市８　体験談　手術が成功したことでとても感謝致しております。回復に向かう段階で神経系統に微妙な変化を感じながらも日常生活及びハードスケジュールの職務を果たしつつ今日に居っております。ゆっくりではありますが徐々に握力も返ってき、また体全体の動きにも力を感じております。根気よく回復に向かえるように取り組んでおります。何よりも不安の原因が取り除かれていることに安心感を抱いております。
体験談１　仙椎椎間孔外神経鞘腫、３６歳、女性
	1　名前Ｎ．Ｍ． 2　年齢 37歳(当時36～37歳) 3 性別　女性 4 職業　DTPオペレータ(当時) 現在は主婦専業です。 5 診断　脊髄腫瘍(神経鞘腫) 6 手術一回目・1月14日　二回目・2月18日 7 住所　旭川市 8 体験談腫瘍付近の筋肉圧迫・神経圧迫の為、左足腰に力が入らない上、しびれと痛みが発生し歩行困難な状態で入院しました。某医大で既に精密検査で病名もわかっていたのですが、腫瘍摘出による治療が困難な為、釧路労災病院脳神経外科(旭川大雪病院・佐々木副院長の紹介)で手術を受ける事を前提に検査入院～手術～リハビリまでお世話になりました。正直な話、私はこの病を軽く考えていました。手術してしまえばすぐに社会復帰できるだろう・・・。現実はそれほど甘いものではなく、二度に渡る手術による体へのダメージは想像以上に大きく、肉体的にも精神的にも追い込まれていきました。一時は社会復帰どころか自宅での生活も不可能かと思われました。こんな病気になってしまった自分の体を憎み続けていました。しかし、手術による成果は日を追う毎にゆっくりとですが確実に現れてきました。一度目の手術後にあった体を引き裂くような痛みは二度目の手術を終えてから少しずつひいていき、左足が意識しなくても動くようになり、体の一部でさえあった歩行器は退院1週間前には必要なくなっていました。痛みとしびれは残っていましたが「2年間まともに歩けなかったのに、今は普通に歩ける」というのは私にとって「夢がかなった」瞬間でした。退院する時、病院を自分で歩いて出られた時の感動は一生忘れられないものとなりました。旭川にあのままいたら今頃、車椅子生活は確実でした。勇気を持って労災病院へ行って本当に良かったと思います。私はこの病気になったのは運が悪かった。でも最高に運が良かったのは井須先生の手術を受ける事ができたという事です。旭川へ帰った後は大雪病院でお世話になっていますが、術後のストレス・体力回復・筋力回復・日常生活への対応を全面的にサポートして下さり、約1年で見違える程健康的になりました。今でも社会復帰をあきらめきれず日々リハビリに励んでいますが、日常生活はほぼ問題なくできるようになりました。自分の足で歩き、車を運転し、買い物にも行きます。愛犬と散歩もします。体調の良い時は少しなら走る事もできるようになりました。そして毎日幸せを感じています。この動く左足腰と幸せは井須先生が与えて下さった最高のプレゼントだと思い、日々感謝しております。本当にありがとうございました。